【メンタル、健康に悩みを抱えている薬学部生向け】心身の健康を保ち、留年のリスクを激減させる方法
こんにちは、リリーです!
今回は、
心と体の健康を保つことによって、
薬学部の留年のリスクを大幅に下げる方法
についてお話しさせていただきますね。
突然ですが、今、あなたは心身ともに健康でしょうか?
「勉強が大変だから、健康のためにたくさん寝るなんて甘えたことは言っていられない。」
「試験のストレスのせいか、最近夜になかなか寝付けない。」
「一人暮らしだけど食事を作る時間がないから、朝食は食べず夕食もカップ麺で済ませている。」
こんな人はいませんか?
実はこれ
「留年の可能性を大幅に高める大変危険な行為」
なのです…。
もちろん、健康を損ねるということは留年に関係なくよろしくないことです。
しかし、今回は「留年の危機」という一点に焦点を合わせてお話ししていきます。
健康を損なうほどに無理をしてでも、合格することにつながると信じて行っている行為が実は留年の可能性を高めていると聞いて、あなたはどう感じるでしょうか。
「勉強量が増えているんだから、留年の可能性が高まるわけがないじゃないか!」
と、とても信じられないという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際に私は薬学部で、健康を損なってしまったがために留年・退学してしまった友人をたくさん見てきました。
今回はそのうちの一人の例をもとに、なぜ健康を損なうことが留年につながるのか、どうすればそれを回避することができるのかをお話ししていきます。
Aさんは試験の勉強が思うように進まずストレスを抱えていました。初めのうちは友人を学校で勉強していましたが、次第に周りとの差を感じるようになり、家で一人で勉強するようになりました。
試験直近は講義も終了しているものが多く、学校に行かずに家にこもる日々が増えていきました。一人暮らしのAさんはそのうちご飯を作ることも面倒になり、食事をスナック菓子で済ませるようになりました。
栄養状態が非常に悪くなったことやストレスから不眠になっていたこともあり、アパートの部屋で過呼吸になって救急車を呼んだこともありました。
そんな状態で勉強が捗るわけもなく、ますます不安が募り、夜に寝付けなくなりました。なかなか寝付けないため、起床時間は遅くなり、ますます勉強時間の確保ができなくなっていきました。
そうして試験に不合格となり、留年することになってしまいました。
その後もこのようなテスト前の心身の乱れを改善することができず、2回目の留年をきっかけに自主退学することになりました。
…自分とそう遠くない状態であると、怖くなった方もいるのではないでしょうか。
心身の乱れは、勉強に向かう気力を奪い、あなたを留年に近づけてしまうのです。
では、Aさんはどうすればこのような結末をたどらずに済んだのでしょうか。
答えは一つ、
「健康第一で勉強をする。」
ことです。
具体的には「睡眠」と「食事」に手を抜かないことと、
「チーム戦で試験勉強に臨む」ことです。
まず「睡眠」ですが、
勉強時間を確保しようとしてカフェイン飲料をがぶ飲みし、夜更かしして勉強するという方がいます。1日や2日なら耐えられるかもしれませんが、何日も続けば勉強の質は確実に落ちていきます。しかし自分ではいつも以上に努力しているつもりですから「なんでこんなに頑張っているのに勉強が全然進まないんだ。」と焦り、さらに睡眠不足からストレスが増大しイライラや不安感に襲われるようになるため、精神を病んでいくわけです。
個人差はあると思いますが、最低6時間の睡眠時間は確保するべきでしょう。
夜になかなか寝付けないという人は、昼夜逆転してしまっている可能性があります。一度5時くらいに早起きをして、1日昼寝をせずに過ごしてみると、その日の夜は自然な眠気がやってくるはずです。それでも夜に眠れないという場合は、睡眠外来を受診することも検討してください。
よく眠れている時は焦りや不安も小さくなるものです。頭がスッキリしている時に1時間集中して勉強する方が、夜中にだらだら3時間勉強するよりも確実に力になります。
次に「食事」です。
カップラーメンやスナック菓子には、タンパク質やビタミンなどの大切な栄養素が大幅に不足しています。試験期間だけでも、スーパーでお惣菜を買うなど、多少費用が嵩んででも栄養価の高いものを食べるようにしましょう。貧血や眩暈などで救急車を呼ぶ羽目になったら、それこそ勉強時間が大幅に削られてしまいます。健康な体で、集中力を高めて勉強しましょう。
最後に「チーム戦で試験勉強に臨む」ですが、これは精神的な面に大きく関わってきます。一人暮らしの方だと、家から出なければ誰とも話すことがないでしょう。一人寂しく机に向かっているうちに、「自分は試験に合格できないかもしれない。」「周りの人はきっともっと勉強しているのに、自分は全然がんばれていない。」といったようなネガティブな感情に飲まれていってしまうのです。友人と勉強すれば、少なくともその友人たちと同じ時間は勉強できているわけですから、自分は全然勉強をやっていないという妄想に飲まれる心配はなくなります。また、わからない所があったらお互いに教え合えますし、友人がどんな勉強法をとっているのかを知ることもできるので、勉強効率アップという点でも非常に有効です。
よく「一人の方が集中できるから。」という理由で家で勉強する方がいます。できれば友人と一緒に勉強して欲しいですが、どうしても一人じゃないと集中できない人は、カフェや図書館など、周りに人がいる環境で勉強するようにしましょう。一人きりで家に閉じこもっているよりも、周りの人たちが勉強している環境で刺激を受けて前向きに勉強することができるはずですよ。
「睡眠」、「食事」、「チーム戦」どれをとっても明日から実践できることです。
留年のリスクが大幅に減ると思えば、とても簡単な行動ではありませんか?
皆さんがこの記事を参考にし、実践して、無事に定期試験を突破することを願っています。